柴崎岳のチームメイトであるロザーノ(中央)【写真:舩木渉】
スペイン2部のテネリフェは現地時間23日、朝10時からチーム練習を行った。
柴崎岳はこの日からトレーニングを再開。全体練習には合流せず、練習施設内のジムで汗を流した。
チーム練習後には報道陣の前に顔を見せた柴崎だったが、無言のまま滞在先のホテルへと向かった。
取材に応じたテネリフェのFWアンソニー・”チョコ”・ロザーノは「まだ岳と会話したことはない」と話す。すでに練習をともにしているため「素晴らしいクオリティを持っている」と実力は認めたが、コミュニケーションは十分でないようだ。
その証拠にロザーノは「彼は本当にスペイン語も英語もしゃべれないの?」とこちらに問いかけてきた。柴崎が日本語以外にどの言語を使えるかすら把握できていないということだろう。
柴崎の代理人を務めるロベルト佃氏は「クラブと話し合いながら徐々にやっていく」と復帰時期を明言しておらず、いつ全体練習に合流するかなども不明なままだ。
ロザーノらチームメイトたちも柴崎の特徴や人柄を把握しきれていないため、良好な関係を構築するにはしばらく時間がかかるかもしれない。
(取材・文:舩木渉【テネリフェ】)
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