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Jリーグ 8年前

【英国人の視点】私が鹿島ではなく浦和を優勝候補に挙げる理由。勝ち点70以上を獲得できる安定感

text by ショーン・キャロル photo by Getty Images

毎年勝ち点を増やし続ける浦和。近年のような成績を残せれば…

浦和
浦和は毎年勝ち点を上げ続けており、2016年はリーグ史上最多タイの勝ち点を手にした【写真:Getty Images】

 一方のレッズは昨年23勝5分6敗を記録し、リーグ史上最多タイとなる勝ち点74を獲得。2015年にも21勝を挙げて引き分けは9つ、敗戦はわずか4つという見事な成績だった。2014年は18勝8分8敗。浦和は勝ち点70以上を3度も積み上げた、Jリーグ唯一のチームだ。昨年も「あと一歩のチーム」のレッテルを払拭することはできなかったが、チームが年々向上していることは明白だ。

 しかし、選手たちが昨年の年間首位の成績で自信を強めたことは間違いないとしても、その奮闘に見合うリーグメダルを手に入れることはできていない。今季こそはそこを変えたいと決意を武藤雄樹は示した。

「僕らがベストチームだということ、今まで通りのモチベーションを持っていることを見せたいと思います」

「もちろん、(昨年度の鹿島より)15ポイントも多かったのにやられたということには、今でも悔しさが残っています。ですが、今年は順位表の首位チームがそのままチャンピオンです。シーズンを通して勝ち点を取れるようにして、1年の終わりにはレッズが笑っていられるようにしたいと思います」

 これから長い戦いとなるが、ミハイロ・ペトロヴィッチのチームが近年の成績に並ぶ数字を残すことができれば、彼ら以外のチームが先頭で2017年のゴールに到達するのは非常に難しいこととなりそうだ。

(取材・文:ショーン・キャロル)

【了】

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