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今季こそ日本勢のアジア制覇なるか。初戦で”勝ち点10″はACL過去最高

text by 編集部 photo by Getty Images

浦和レッズ
ウェスタン・シドニー・ワンダラーズを下した浦和レッズ【写真:Getty Images】

 20日から22日にかけてAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ第1節が行われた。Jリーグから出場した4チームは3勝1分けの好成績で発進することに成功している。

 21日の試合では浦和レッズが豪州のウェスタン・シドニー・ワンダラーズに4-0、鹿島アントラーズが韓国の蔚山現代に2-0で勝利。22日にはガンバ大阪が豪州のアデレード・ユナイテッドを3-0で下し、韓国の水原三星と対戦した川崎フロンターレは1-1で引き分けた。

 2007年には浦和、08年にはG大阪がアジア王者に輝いたものの、日本勢はその後ACLで苦戦が続き、タイトルに手が届かない年月を過ごしてきた。特に大会のスタートでは出遅れることが多く、過去5シーズンのグループステージ第1節計20試合のうち日本勢が勝利を収めたのはわずか4試合だった。

 だが今季、初戦を戦った4チームの勝ち点合計「10」は、Jリーグから4チームが出場するようになった2009年大会以降で最高の成績となった。2009年に3勝1敗で勝ち点9を獲得したのが過去最高だが、その後は多くのチームが初戦で勝ち点を落とし、2015年に至っては1分け3敗で勝ち点1しか獲得することができなかった。

 一方日本勢以外では、3チームのみの出場となった中国が全勝で勝ち点9を獲得。韓国は4チームが1分け3敗という成績に終わり、日本とは対照的に2009年大会以降の初戦で過去最低の成績となった。オーストラリアは3チームで勝ち点1にとどまり、東アジアの主要4ヶ国の成績はくっきりと明暗が分かれている。

 まだ初戦を終えただけでしかないが、幸先の良いスタートを切ることができたのは確か。来週に行われる第2節でも、各チームが好成績を収めることが期待されるところだ。

【了】

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