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“48ヶ国W杯”出場枠確保へ各大陸が綱引き。アフリカは「10枠」を要求

text by 編集部 photo by Getty Images

ワールドカップ
FIFAワールドカップ【写真:Getty Images】

 出場チーム数が現行の32から48へと拡大される2026年以降のワールドカップに向けて、アフリカは少なくとも「10チーム」の出場枠を割り当てられることを要求している。22日付の英メディア『BBC』などが伝えた。

 国際サッカー連盟(FIFA)は今年1月10日に開かれた理事会で、W杯の出場国数を2026年大会より48チームに増やすことを承認した。現行方式から増加する16チームが、各大陸連盟にどう配分されるかはまだ決定されていない。

 南アフリカを訪問したFIFAのジャンニ・インファンティーノ会長に対し、アフリカは現行の出場枠「5」からの倍増を要求したようだ。「(アフリカの)全ての協会がW杯拡大を支持しており、アフリカは10枠を望んでいる」と南アフリカサッカー協会会長のダニー・ジョーダン氏がラジオで述べたコメントが伝えられている。

 欧州サッカー連盟(UEFA)は16チームの出場を望み、16のグループで構成される1次リーグの各グループに1チームずつを組み入れるようFIFAに要求したことが先日報じられていた。

 48ヶ国開催が決定した時点でのブラジル『グローボエスポルチ』や英『スカイ・スポーツ』など各メディアの予想では、アフリカの出場枠は「9」や「9.5」などとされていた。1枠や0.5枠(プレーオフ経由での出場権)の確保をめぐり、今後も各大陸連盟による綱引きが繰り広げられていくことになるかもしれない。

【了】

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