ポルト戦でプレーするユベントスのパウロ・ディバラ【写真:Getty Images】
【ポルト 0-2 ユベントス CL 決勝T1回戦1stレグ】
チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦1stレグが現地時間22日に行なわれ、ユベントスはアウェイでポルトと対戦した。
過去に3回欧州の大会でポルトと対戦して負けなしのユベントス。リーグ戦では2位ローマと7ポイント差をつけて首位を独走している同チームは、現在公式戦7連勝と好調を維持している。
布陣を4-2-3-1に変更してからイタリアで全勝しているユベントスは、この試合でも同様の布陣を採用。イグアイン、ディバラ、マンジュキッチ、クアドラード、ピャニッチを同時起用できることから“五つ星のユベントス”と称賛されている超攻撃的布陣でこの試合に挑む一方で、指揮官のマッシミリアーノ・アッレグリ監督と口論したことにより守備の要であるボヌッチが規律違反で欠場することとなっている。
対するホームのポルトも、本拠地では昨年4月から負けなしで現在公式戦6連勝と好調を維持しているチームだ。ホームではイタリア勢に22年間も負けていない同チームは、4-4-2の布陣を採用。今季公式戦18得点を決めているアンドレ・シウバとソアレスの2トップでこの試合に挑んだ。
両チームのスターティングメンバーは以下。
【ポルト:4-4-2】
GK:カシージャス
DF:M・ペレイラ、フェリペ、マルカノ、テレス
MF:ネベス、エレーラ、D・ペレイラ、ブラヒミ
FW:シウバ、ソアレス
【ユベントス:4-2-3-1】
GK:ブッフォン
DF:リヒトシュタイナー、バルザーリ、キエッリーニ、A・サンドロ
MF:ケディラ、ピャニッチ、クアドラード、ディバラ、マンジュキッチ
FW:イグアイン
立ち上がりは両チームともになかなか決定的な形が作れず、均衡した状況が続く。しかし、開始して27分、2分前にイエローカードをもらったテレスが相手に対するファウルで2枚目のイエローカードが提示され退場。これを受けて、ポルトはシウバに代えてDFのラユンを送り出した。
数的優位な状況となったユベントスは、そこから果敢にゴールを攻めるもカシージャスが守るゴールをなかなかこじ開けることができない。前半アディショナルタイムには、ペナルティアーク付近からディバラが左足を一閃するもシュートは右ポストに直撃し、結局スコアレスで前半を折り返した。
後半開始直後にはディバラがゴールネットを揺らすも、オフサイドで取り消しに。その直後には、左サイドからのクロスにエレーラが頭で合わせるも、シュートは枠を逸れた。
何としてでもアウェイゴールを決めたいユベントスは67分、攻撃に変化を加えるためにクアドラードに代えてピアツァを送り出す。
すると、その采配が的中。72分にピャニッチの縦パスをエリア内で相手がクリアミスすると、そのこぼれ球を拾ったピアツァがゴール左隅にシュートを流し込み、ユベントスが待ちに待った先制に成功することに成功。このゴールは、ピアツァにとって今季加入したユベントスで決めた初ゴールとなった。
さらに74分には、A・サンドロがゴール前にクロスを入れると、途中出場したアウべスがエリア内で胸トラップからシュートを突き刺し、一気にリードを2点に広げる。
そのまま試合は0-2で終了。ユベントスがアウェイで大きな勝利を手にしている。
【得点者】
72分 0-1 M・ピアツァ(ユベントス)
74分 0-2 D・アウべス(ユベントス)
【了】