攻守両面のレベルアップへ。昨季以上の成績を
攻守両面でレベルアップが必要だろう。最大の得点源だったジェイの穴をいかにして埋めるかが喫緊の課題。川又が爆発してくれれば問題なく、中村俊輔らとのコンビネーションが熟成されればゴール量産も夢ではないだろう。U-20日本代表の小川航基も2年目のブレイクに向けて虎視眈々と牙を研いでいる。
昨季のリーグ戦全試合に出場したアダイウトンにも期待がかかる。J1初挑戦の2016年は6得点を挙げ、馬力のある突破で相手の手を焼かせた。周囲との連係が深まれば相手にとってより怖い存在になるはずだ。
正GKはカミンスキーで決まりだが、昨シーズンは負傷離脱の期間が長かった。その間に出番を得た八田直樹や志村滉が好パフォーマンスを披露したが、状態が良ければポーランド人守護神が第一候補だ。中盤の底で活躍が求められるムサエフはバランス感覚に長け、最終ラインの前で奮闘してくれればチームの助けとなる。
高橋祥平はCBの主力になる可能性が高く、DFラインの安定に一役買ってくれるはずだ。サックスブルーのイレブンは攻守にパワーアップし、昨シーズン以上の結果を手に入れるつもりだ。
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