昇格初年度は苦戦も…一体感を増し今季への糧に
かつて黄金時代を築き、Jリーグ史上最強と呼ばれたこともある磐田だが、2014年から2シーズンをJ2で過ごした。3年ぶりにJ1の舞台に返り咲いた昨シーズンは1stステージこそ8位と健闘したが、2ndステージは勝利から見放された。それでも最終節の勝利で残留を決め、最低限の目標は達成した。
小林祐希が夏にオランダ1部のヘーレンフェーンに移籍し、ジェイはチーム内の規律を乱して何度かベンチ外となった。そうした中でもチーム一丸となって戦い、1年でのJ2逆戻りという最悪の結果は回避できた。
試合を重ねるごとに成長したのはもちろんだが、J1の高いレベルに翻弄されたのも事実。一人ひとりがトップカテゴリーの難しさを体感したことは収穫で、今シーズンへの糧とした。名波浩監督の下、選手たちは同じ方向を見ており、そうした一体感は継続されるだろう。
2017シーズン 選手の補強一覧
【次ページ】中村俊輔加入は最大の話題に。川又、高橋らも獲得