中国到着時のカルロス・テベス【写真:Getty Images】
元アルゼンチン代表のFWカルロス・テベスが、わずか2ヶ月で中国脱出を希望しているという。アルゼンチン紙『オレ』などが報じた。
33歳のテベスは昨年末、中国スーパーリーグの上海申花に加入した。年俸はおよそ46億円で、世界最高給の選手になったと言われている。
だが、いくら稼いだとしても、テベスにとって上海は居心地の良い場所ではなかったのかもしれない。同選手は新しい環境に馴染むことができず、グスタボ・ポジェ監督ともうまくいっていない模様で、早くも移籍を検討しているそうだ。
テベスがアルゼンチンに帰国する場合、上海申花に違約金を支払う必要がある。同紙によると、その額はクラブがボカ・ジュニオルスから獲得する際に投じた費用の6割だ。これが約8億円と言われている。
この報道を受けて、テベスの代理人であるアドリアン・ルオッコ氏は即座に否定。同代理人は「テベスは中国に残る。どこから出た話だか分からない」と述べた。
上海申花は今月8日、AFCチャンピオンズリーグ予選プレーオフでブリスベン・ロアー(オーストラリア)に敗れ、本選出場を逃した。テベスとポジェ監督の関係悪化は、この試合がきっかけとも言われている。
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