ファビオ&三浦の新加入CBコンビが早くもACLプレーオフで活躍
G大阪は今季からJ1を戦うトップチームと、J3に所属するU-23チームの間に明確な壁を設ける方針を表明している。これまでのように負傷明けやJ1で出場機会の少ない選手がJ3の試合に出場することは原則としてなくなる。
そのため、2つのチームが別々の形で強化を進めていくことになる。補強もその方針に沿うものとなった。成果もすでに現れている。
今月7日に行われたACLプレーオフのジョホール・ダルル・タクジム戦では、新加入のファビオと三浦弦太がセンターバックでコンビを組んでチームを勝利に導いた。
もちろん、センターバック陣には丹羽大輝や金正也らこれまでチームの最終ラインを支えてきた選手も控えている。ファビオや三浦とポジション争いを繰り広げていくことで守備力が向上し、昨季の上位6チームで最多の42失点という課題をクリアすることが期待される。
岩下敬輔や大森晃太郎、阿部浩之といった2014年の三冠達成を経験した選手たちが移籍したことでチーム力の低下も心配されたが、その必要はなさそうだ。
サンパウロからの期限付き移籍だったアデミウソンの完全移籍をはじめ、主軸となる選手は健在。大宮アルディージャから獲得した泉澤仁やジェフユナイテッド千葉から加入した井出遥也も崩しの局面でアクセントになるだろう。