攻撃陣の破壊力は抜群。至上命題のJ1昇格を果たす
クラブ史上初となるJ2での戦いを強いられた昨シーズン、清水は勝ち点84を稼ぎ、1年でのJ1復帰を達成。85得点37失点という記録を残し、破壊力抜群の攻撃を見せた。
第15節のザスパクサツ群馬戦で8ゴールを奪って大勝を収め、若手も急成長。終盤にはクラブ新記録の9連勝を達成し、自動昇格へ一気に突き進んだ。一方で、開幕から4試合で1勝2分1敗の11位と出遅れるなど安定感には疑問が残った。大前元紀の負傷による長期離脱も痛手だった。
それでも、鄭大世を中心とした攻撃で相手をなぎ倒し、至上命題であった1年での昇格も果たした。これは“オリジナル10”でもある清水の底力を示すもので、チームだけでなくファン・サポーターら地域の想いが結実したものともいえるはずだ。