2得点を決めたリオネル・メッシ【写真:Getty Images】
【バルセロナ 2-1 レガネス リーガエスパニョーラ第23節】
スペイン・リーガエスパニョーラ第23節が現地時間19日に行われ、バルセロナはホームでレガネスと対戦。リオネル・メッシが決めた2ゴールによりバルセロナが2-1で勝利をおさめている。
ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦でパリ・サンジェルマン(PSG)に歴史的な大敗を喫してしまったバルセロナ。CLにおいて1stレグを0-4で敗れて2ndで逆転し決勝Tを勝ち上がったケースはないことからチームはベスト16敗退の危機に瀕しているが、歴史的な挽回を目指す前に少なくともホームのサポーターには、汚名を払拭するようなパフォーマンスを見せたいところ。
そこで巻き返しを図りたいルイス・エンリケ監督は、CLでフル出場したMSN(メッシ、スアレス、ネイマール)を先発で起用する。そして累積警告により出場停止となるブスケッツの代わりにゴメスが入り、ラフィーニャとラキティッチで中盤を構成。また次節のアトレティコ・マドリー戦を考慮してか、警告累積が懸念されているピケの代わりにマテューを先発で起用し、17位レガネスとの一戦に挑んだ。
すると、開始早々“MSN”の活躍からバルセロナが先制に成功する。開始して4分、ネイマールの縦パスに抜け出したスアレスがボックス左から右足のアウトサイドでゴール前に折り返したボールをメッシがダイレクトで合わせ、得点ランク単独首位に立つスアレスに再び並ぶ今季18ゴール目を記録する。
また、17分にはエル・ザールがゴールを脅かすも、守護神のテア・シュテーゲンが2度に渡ってシュートをセーブ。26分には、スアレスの縦パスに抜け出したメッシがGKと1対1の状況になるも、シュートはGKに阻まれる。そして前半終了間際には、再びエル・ザールがエリア手前からシュートを放ったが、テア・シュテーゲンがファインセーブで防ぎ切り、バルセロナが1点リードして前半を折り返した。
しかし、後半になると試合は膠着状態に。68分には、ドリブルでエリア内に侵入したラフィーニャがシュートを放つも、後一歩のところで相手DFにクリアされた。
すると71分、遂にレガネスが同点に追いつく。セルジ・ロベルトがテア・シュテーゲンから受け取ったパスを奪われると、マチスの折り返しからウナイ・ロペスがGKのニアを破るシュートを流し込み、試合を振り出しに戻した。
しかし89分、バルセロナに絶好のチャンスが訪れる。ネイマールがエリア内で倒されて得たPKをメッシがしっかりと決め、勝ち越しに成功。これによりメッシは、今季19ゴール目をマークして得点ランク単独首位に立った。
そのまま試合は2-1で終了。この結果、バルセロナは未消化分2試合を残して首位に立つレアル・マドリーとの差を1ポイントまで縮めている。
【得点者】
4分 1-0 L・メッシ(バルセロナ)
71分 1-1 U・ロペス(レガネス)
90分 2-1 L・メッシ(バルセロナ)
【了】