本田、出場はますます困難。夏の退団は既定路線に
19日に行われたミランvsフィオレンティーナ戦でも、本田圭佑に出場機会は訪れなかった。
前節のラツィオ戦では、凡庸なパフォーマンスに終始していたマヌエル・ロカテッリに代わってホセ・ソサが投入されたのち、本田はアップを命じられる。その後他に一人が投入された後にも最後の1枠の選択肢の一つとしてアップを続けていた。
ところが、アンドレア・ポーリが後半29分にピッチで痛みを訴える。ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は3人目としてマティアス・フェルナンデスの投入を決断した。
今季これまでのリーグ戦出場時間は合計92分と、やっと1試合分となっている。位置付けは、絶対的な立場を築いているスソの控え。層が薄いと言われたウイングには冬の移籍市場で選手が補強され、他のポジションで使われる様子はない。出場はますます難しい状況となった。
17年6月30日の契約満了をもってクラブから離れるというのは、もはや既定路線。さらに出場機会が得られないことで、すでにロシアW杯アジア最終予選の試合で先発落ちも経験した日本代表の招集も危うくなるかもしれない。3年前、派手に入団会見を行ってミラノにやってきた10番は、音沙汰なく欧州の名門からフェードアウトする可能性も高くなってきている。