ニューヨーク・シティFCのダビド・ビジャ【写真:Getty Images】
メジャーリーグサッカー(MLS)のニューヨーク・シティFCに所属する元スペイン代表FWダビド・ビジャは、現地時間18日に行われたプレシーズンマッチの試合で、”ビデオ判定”による退場処分を受けた。英メディア『ESPN FC』などが伝えている。
昨年12月に日本で開催されたFIFAクラブ・ワールドカップでも試験導入が行われたビデオアシスタントレフェリー(VARs)は、本格導入に向けて世界各地で引き続きテスト使用が行われている。米国も積極的に導入テストを行っている国のひとつだ。
プレシーズンの「デザート・ダイアモンド・カップ」でもVARsが用いられた結果、ベテランストライカーのビジャがその判定の対象となった。ニューヨーク・シティFCが同じMLSのヒューストン・ダイナモに1-3で敗れた試合でのことだ。
ビジャはこの試合の38分、ゴール前での競り合いで相手選手の顔面を殴った行為に対してイエローカードを受けた。だがVARsからの連絡を受けたとみられる主審はピッチ脇のモニターでリプレイを確認した上で、ビジャに改めてレッドカードを提示することになった。
MLSでは、VARsの試験導入が成功を収めたとすれば、2017シーズンの後半戦で本格導入することを検討しているという。
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