浦和レッズの長澤和輝【写真:Getty Images】
今季から浦和レッズでプレーするMF長澤和輝は、新たなクラブで自分の持ち味を発揮していくことに意欲を見せ、アジアでの戦いに向けても自信を覗かせている。
大学からJリーグを経ることなくケルンに加入し、ドイツでプロ選手としてのキャリアをスタートさせた長澤。ブンデスリーガ2部で戦っていたチームの昇格に貢献し、1部でもプレーしたあと、昨年から帰国してJリーグでプレーすることになった。
浦和に加入したあとすぐにJ2のジェフユナイテッド千葉に期限付き移籍して1年間を過ごしたため、浦和でのプレーは今季が初めてとなる。18日に行われたゼロックススーパーカップの鹿島アントラーズ戦には後半途中から交代出場し、浦和での公式戦デビューを飾った。
「0-2で負けている状況だったので、できるだけゴールに繋がるようなプレーを意識してやっていました」と長澤は鹿島戦でのプレーについてコメント。「浦和のボランチは展開力を求められたり、色々なものを求められる。プレーを変えなければならない部分もあると思いますが、少しずつ慣れていく部分もあると思うので、自分の良さを出しながらやっていきたい」と新天地でのポジション争いへの意欲を見せた。
鹿島には敗れる結果に終わったが、次の戦いはまたすぐにやってくる。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)が開幕し、21日には敵地オーストラリアでのウェスタン・シドニー・ワンダラーズ戦が予定されている。
欧州でのプレー経験があるとはいえ、「アジアの外国と戦う機会はなく、初めてなので分からない部分もある」と長澤。だが日本と異なる環境という意味では共通する面もあるかもしれない。「グラウンドコンディションが違ったり、そういうところの慣れの部分もある。身体の大きい相手とやっていたので、そこはある程度慣れていると思います」とアジアでの戦いに向けてコメントしている。
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