浦和レッズの西川周作【写真:Getty Images】
ゼロックススーパーカップの鹿島アントラーズ対浦和レッズ戦が18日に行われ、鹿島が3-2で勝利を収める結果に終わった。浦和の日本代表GK西川周作は、鹿島の決勝点となったFW鈴木優磨のゴールの場面での対応を悔やんでいる。
昨季のJ1チャンピオンシップ決勝で敗れた相手に借りを返したかった浦和だが、前半のうちに2失点。後半には立て続けに2点を奪って同点に追いついたが、最後はミスから痛恨の決勝点を奪われてしまった。DF遠藤航との連携ミスを突かれた失点について、西川は反省の弁を述べている。
「出てキャッチというイメージもあったと航は言っていましたし、僕自身一回前に出て下がりながらポジションを取っていたので、うまく準備できていなかったのかなと。僕が主導権を取ってもっとアクションを起こしてあげれば、航も良い選択ができたんじゃないかなと思います」
それでも試合全体としては、チームの戦いぶりに一定の手応えを感じられた様子。「ポジティブなところはたくさんあった。内容の濃い90分だったのかなと思います。試合をやっていて『楽しいな』と思えた90分間でもありました」と西川は語る。
これまで以上に前に出てボールを繋ぐプレーを求められているという西川は、自身の役割の変化を歓迎しているようだ。「(ミハイロ・)ペトロヴィッチ監督のアイディアの多さには、毎年面白いと思いながらプレーできている。年々GKに求める役割が増えていることには僕自身すごく充実感があります」
浦和はすぐにオーストラリアへ飛び、現地時間21日にはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)初戦のウェスタン・シドニー・ワンダラーズ戦を戦う。「今日の試合で良いところも悪いところも全て出たと思うので、ACLに活かしていければなと思います」と西川は意気込みを口にしている。
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