グラナダの選手たち【写真:Getty Images】
欧州主要リーグにおいては、チームの所属選手のかなりの割合が外国人選手で占められることはもはや当然となっており、先発11人が全て外国人選手という試合の例も少なくない。だがスペインのグラナダは、先発の11人に全て異なる国籍の選手を起用するという異例の状況を実現させた。
グラナダは現地時間17日に行われたリーガエスパニョーラ第23節の試合でベティスと対戦。ルーカス・アルカラス監督がこの試合の先発に起用したのは、11の異なる国籍を持つ11人の選手たちだった。スペインでは初めてのことだという。
先発で出場したのはスペイン人選手ひとりのほか、メキシコ、コロンビア、アイスランド、ウルグアイ、カメルーン、ガーナ、ブラジル、フランス、ナイジェリア、モロッコの各国の選手たち。交代選手としては2人のスペイン人と1人のギリシャ人が出場し、計12ヶ国の選手がプレーすることになった。
国籍がバラバラであってもコミュニケーションや連携に問題はないようで、試合には4-1で快勝。1月にボルシア・ドルトムントから加入したFWアドリアン・ラモス(コロンビア)が2得点、マンチェスター・ユナイテッドからレンタルされているMFアンドレアス・ペレイラ(ブラジル)が1得点、ベルギーとモロッコの2ヶ国で代表歴のあるMFメハディ・カルセラ=ゴンサレスが1得点を記録している。
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