ホッフェンハイムのスカウトを務めるルッツ・ファンネルシュティール氏【写真:Getty Images】
ブンデスリーガのホッフェンハイムでスカウトを務めるルッツ・ファンネンシュティール氏は、動物園から「ペンギン」を盗難した疑いがあるとして警察からの聴取を受けたという。14日付の独紙『ビルト』が伝えている。
ホッフェンハイムの本拠地に近いマンハイムの動物園では、1匹のペンギンが檻から姿を消し、警察が捜索にあたっているという。ファンネンシュティール氏は、その”容疑者”として警察からの電話による聞き取りを受けたとのことだ。
「(電話は)盗まれたペンギンについてのものだった。私が何か関係しているのではないかという匿名の通報があったんだ」とファンネンシュティール氏はコメント。だがペンギンを盗んではいないとして容疑を否定し、真犯人に向けて「返してやってくれ!」と訴えている。
現役時代にGKとしてプレーしていたファンネンシュティール氏は、世界中のクラブを渡り歩いた”旅人”として知られており、計15ヶ国の25クラブでプレー。2008年にブラジルのクラブと契約した際には、世界で初めて6大陸全てのクラブに在籍した選手になったと報じられた。
今回”ペンギン盗難”の疑いをかけられた背景には、同氏が2014年に著した自伝内での記述があったようだ。その中でファンネンシュティール氏は、2003年にニュージーランドでプレーしていた際に、ペンギンのコロニーから1匹を自宅に連れ帰ったことがあったと述べている。だが保護動物であることをクラブ会長から知らされ、元の生息地に返還したという。
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