アーセナルのアレクシス・サンチェス【写真:Getty Images】
アーセナルのチリ代表FWアレクシス・サンチェスは、今シーズン限りで他クラブへ移籍することになるのではないかとの憶測が強まりつつある。イギリスなどの複数メディアが伝えた。
2014年夏にバルセロナからアーセナルに加入して以来、サンチェスは攻撃の中心選手として活躍を続けてきた。今季プレミアリーグでは得点ランキング首位に立つ17ゴールを記録し、すでにアーセナル加入以降のシーズン最多得点を更新している。
だが、2018年夏までとなっている契約は残り1年あまりとなってもまだ延長されていない。アーセン・ヴェンゲル監督が今季限りで退任するのではないかという見方が強まっていることもあり、サンチェスを含めた選手たちの去就も不安定な状況となっている。
英紙『ミラー』は、「ヴェンゲルが去れば起こる10のこと」と題した記事の中で、サンチェスやMFメスト・エジルは契約を延長せずクラブを去ることになるとの見方を伝えた。他の記事では、「サンチェスは夏にクラブを去ることをすでに決めたと強く考えられる」とも述べている。
現地時間15日に行われたチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグのバイエルン・ミュンヘン戦にチームが1-5の大敗を喫し、サンチェスが強く落胆する様子を見せていたことも、別れの予感を感じさせるものだと受け止められているようだ。
バイエルン戦の翌日にオフを与えられたサンチェスはイタリアへ向かったことが報じられている。休暇としてヴェネツィアを訪れたとみられるものの、一部のイタリアメディアでは、獲得への関心が噂されるユベントスとの接触があったのではないかという憶測も伝えられている。他にはパリ・サンジェルマンなどもサンチェスに関心を抱いているのではないかと報じられている。
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