アフリカ・ネーションズカップ2017でのアサモア・ギャン【写真:Getty Images】
UAEサッカー協会(UAEFA)は、同国リーグに所属する一部選手たちの髪型がリーグ規定に反する「非倫理的」なものであるとして、改善を求める通告を行ったようだ。15日付の英メディア『BBC』が報じている。
UAEFAは選手たちの髪型に関してガイドラインを設けており、選手の髪型が規定に沿っているかどうかを各試合の審判団が判断しているという。イスラムの教えにより不適切だとされる選手の髪型を子供たちが真似ることが懸念されているとのことだ。
計46人の選手の所属クラブに対して改善を求める文書が送付されており、改善がなされない場合には罰金や出場停止などの処分が科される可能性もあるようだ。
髪型を変えるよう求められた選手たちの中には、アル・アハリに所属するガーナ代表のエースFWアサモア・ギャンも含まれているとのこと。ギャンは側頭部を刈り上げ、背番号“3“を表す形に髪を剃っていた。
だが中東のサッカーサイト『Ahdaaf』からの引用として『BBC』が伝えたところによれば、アル・アインに所属するUAE代表の“10番“オマル・アブドゥラフマンは特別扱いを受けているようだ。アフロヘアーをトレードマークとしているオマルは、同様の髪型の他の選手たちが改善を要求される中でも、規定に従うことを免除されているという。
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