パリ・サンジェルマンに敗れたバルセロナ【写真:Getty Images】
チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦の1stレグで大敗したバルセロナとアーセナルは、2ndレグで奇跡的な逆転を成し遂げることができるだろうか。欧州サッカー連盟(UEFA)は公式サイトで過去の“大逆転“の例を紹介している。
バルサは現地時間14日の試合でパリ・サンジェルマン(PSG)と対戦し、0-4で敗戦。一方のアーセナルは15日のバイエルン・ミュンヘン戦に1-5で大敗した。2ndレグをホームで戦えるとはいえ、どちらも逆転は非常に困難な状況に追い込まれたと言える。
UEFAによれば、過去に欧州の大会で0-4から逆転に成功したチームは存在しない。だが1-5からの逆転は、バルサの宿敵レアル・マドリーが成し遂げている。1985/86シーズンのUEFAカップ3回戦でボルシア・メンヒェングラッドバッハと対戦したマドリーは、アウェイでの1stレグに1-5で敗れながらも、ホームで4-0の勝利。アウェイゴールルールにより逆転に成功した。
4点差の黒星からの逆転例は他にもある。1961/62シーズンのカップウィナーズカップ1回戦では、レイションイス(ポルトガル)がラ・ショー=ドゥ=フォン(スイス)に2-6の敗戦から2ndレグ5-0で大逆転。1984/85シーズンのUEFAカップ2回戦でも、パルチザン(旧ユーゴスラビア)がQPR(イングランド)に2-6で敗れたあと、ホームで4-0の勝利を収めて勝ち進んだ。
アーセナルとバイエルンの2ndレグは現地時間3月7日、バルサとPSGの2ndレグは同8日に行われる。ホームチームがもし逆転に成功したとすれば欧州サッカー史上に残る快挙となるが、奇跡は果たして起こせるだろうか。
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