ベスト16が“鬼門”となっているアーセナル
2003/04シーズンから数えること14シーズン、アーセナルはチャンピオンズリーグ(CL)の舞台でグループステージを突破し、ノックアウトラウンドに進出し続けてきた。4つの出場権を6チームほどで争うプレミアリーグで戦いながら、毎年CLのグループステージを突破してきたことは称賛されるべきことだ。
2005/06シーズンには決勝まで進出。バルセロナを相手に退場者を出しながら、素晴らしい戦いを見せビッグイヤーまであと一歩まで登り詰めた。しかし、2010/11シーズンから昨シーズンまで6シーズン連続ベスト16で敗退。まさに“鬼門”となっている。
アーセナルは「ファーストレグでは上手く戦えずに複数失点のビハインドを許し、セカンドレグで巻き返すも一歩届かない」という毎年同じような負け方でCLの舞台から去っている。ここ6シーズンで、ファーストレグに勝利したのは2010/11シーズンのバルセロナ戦のみ。残りのシーズンは全てファーストレグで負けている。
アウェイのファーストレグを0-4で落としたものの、ホームのセカンドレグで前半までに3点を奪い「もしかして逆転できるのでは…」という雰囲気になりながら、後半追いつくことすらできなかった2011/12シーズンのミラン戦を覚えているファンの方も多いのではないだろうか。
ここ6シーズン、ベスト16で敗れた相手はバイエルンとバルセロナが2回、モナコとミランが1回ずつ。そして“鬼門”突破を掛けた今シーズンは、グループステージを首位通過したものの、ベスト16では7シーズンで3度目、全てのラウンドでは5シーズンで4度目のバイエルンとの対戦となった。