ヴォルフスブルクに所属するリカルド・ロドリゲス【写真:Getty Images】
日本代表DF長友佑都が所属するインテルは、ヴォルフスブルクに所属する24歳のスイス代表DFリカルド・ロドリゲスの獲得に向けて動いているようだ。13日にイタリアの『ジャンルカディマルツィオ』などが伝えている。
この夏に左サイドバックの補強を目指しているとみられているインテル。そこで、以前から関心を示しているのが、今季公式戦22試合に出場して2得点2アシストを決めているロドリゲスだ。
この話し合いをするために、この日同選手の代理人であるジャンルカ・ディ・ドメニコ氏がミラノを訪れ、インテルのピエロ・アウジリオSDと会ったとされている。
ロドリゲスに対しては、パリ・サンジェルマン(PSG)も獲得に関心を示しているとみられているが、同選手はイタリアでプレーすることを望んでいるという。このため、まだ両者は経済面で個人合意には至っていないものの、たとえPSGが提示するオファーの方が魅力的だとしても、ロドリゲスはインテルのオファーを受け入れるつもりでいるようだ。
しかし、問題だとされているのが、2019年まで結ばれているロドリゲスの契約に設けられている2200万ユーロ(約26億5000万円)とみられる契約解除金だという。そこで、その金額を支払うつもりのないインテルは、ヴォルフスブルクに1500万ユーロ(約18億円)に400万ユーロ(約4億8000万円)のボーナスを加えた金額を提示するつもりだと報じられている。
万一ロドリゲスが加入することになるとすれば、定位置争いがさらに熾烈なものとなるのは必至だ。このため、現在出場機会が激減している長友の立場は、より一層厳しいものとなるかもしれない。
【了】