最下位に敗れたドルトムント、CLベンフィカ戦は挑戦者に
“挑戦者体質”で挑めるか。2017年2月14日の欧州チャンピオンズリーグ(CL)、決勝ラウンドの1stレグを、ボルシア・ドルトムントはアウェイでSLベンフィカと戦う。
11日にアウェイでブンデスリーガの最下位ダルムシュタットに1-2で敗れたドルトムント。スコアは僅差だったが、内容は惨敗だった。ダルムシュタットが老練のアルティントップやサムを軸に、明確な意図を持ったサッカーを展開したのに対して、うやむやのままに90分間を終えてしまう。
ベンフィカは直近の国内プリメイラ・リーガを2戦連続で3-0で勝利している。好調の対戦相手と比較すれば、チームとしてまとまらないままダルムシュタット戦を終えたことで、不安を抱えたままリスボンへ飛ぶことになった。
主将のシュメルツァーは「僕らは誰もがダルムシュタット戦を台無しにしてしまったことを心得ている。同じことを繰り返すことは許されない」と強調した。
「僕らはこれまでCLで良い試合をしてきた。それは維持すべきだね」
シュメルツァーの言うように、ドルトムントはスポルティング、レアル・マドリーと同居したグループFを無敗で首位通過している。よってGKビュルキは、チームがリスボンで「本当の顔」を見せることができると確信しているようだ。
シュメルツァーが危機感を抱くように、ダルムシュタット戦の内容を振り返ると、決して楽観視してベンフィカ戦に臨むことはできない。しかし、CLのグループリーグに手応えを感じて、ビュルキが本来の強さを発揮できると信じているように、一転して好パフォーマンスを演じる可能性はある。