アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督が今シーズン限りで退任することになるとすれば、ニューカッスルのラファエル・ベニテス監督が新たな指揮官として招聘される可能性もあるという。11日付の英紙『ミラー』が伝えている。

　ヴェンゲル監督は来夏までとなっている契約を延長しておらず、21年間率いてきたクラブをついに去ることになるのではないかと盛んに騒がれている。本人は去就について明言を避けているものの、代役候補として様々な名前も挙げられている状況だ。

　ベニテス監督も、アーセナルがリストアップしている4人の新監督候補の一人だという。かつてリバプールやチェルシーも率いたベニテス監督は、今季からチャンピオンシップ（英2部）のニューカッスルで監督を務め、チームのプレミアリーグ復帰に向けて順調な戦いを続けている。

　”ベニテス新監督”が誕生したとすれば、コーチングスタッフの一人として、アーセナルのレジェンドであるティエリ・アンリ氏を招くという見通しも伝えられている。現役時代にアーセナルのエースとして活躍したアンリ氏は、現在はベルギー代表のコーチを務めている。

『ミラー』によれば、ベニテス監督以外の3人の新監督候補は、ボルシア・ドルトムントのトーマス・トゥヘル監督、バルセロナのルイス・エンリケ監督、モナコのレオナルド・ジャルディム監督だとされている。これまでの報道ではユベントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督も有力候補の一人だとされていた。

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