テネリフェのホセ・ルイス・マルティ監督【写真:Getty Images】
テネリフェのホセ・ルイス・マルティ監督は、新天地への適応に苦戦しているMF柴崎岳への期待を失っていない様子を見せている。クラブ公式サイトが指揮官のコメントを伝えた。
現地時間12日に行われたリーガエスパニョーラ2部第25節の試合では、テネリフェはアウェイでバジャドリーと対戦して0-0のドローに終わった。5試合連続無失点で7試合連続の負けなしだが、勝ち点1の獲得にとどまったことで順位はひとつ下げて5位となっている。
冬の移籍市場でテネリフェに加入した柴崎はこの試合への遠征メンバーから外れており、デビューはまたも見送りとなった。慣れない土地での生活に苦しみ、胃に不調をきたして練習を休んでいたことが伝えられている。言葉の問題により周囲とコミュニケーションが取りにくいこともストレスとなっているようだ。
試合後の会見で質問を受けたマルティ監督は、柴崎の現状に関して「我々は落ちついている」とコメント。「彼は重要な選手だ。だが、適応することが必要だ」と述べ、今後の状況改善を前向きに期待する様子を見せた。
代理人のロベルト佃氏が柴崎をサポートするため現地入りし、食生活や言語の面での問題を取り除く手助けをするとも報じられている。海外初挑戦は苦しい船出となった柴崎だが、これからコンディションを整えていくことができるだろうか。
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