J1レベルの陣容でプレーオフ制し3年ぶりの昇格
J2で過ごした昨シーズンは、リーグ最高の戦力を誇りながら4位に甘んじた。それでもJ1昇格プレーオフを勝ち上がると、決勝でファジアーノ岡山を破って3年ぶりの昇格を決めた。
優勝での自動昇格が至上命題の中、それを達成できなかったのは残念だった。それでも、プレーオフで見せた勝負強さは選手たちの執念の結実でもあり、称賛されるべきだろう。
柿谷曜一朗、杉本健勇ら魅力的な攻撃陣が強みの一方、失点はJ2上位6チームで最多の46。ディフェンス陣はもちろん、チーム全体の守備力の底上げが必要になる。また、シーズン途中に山口蛍が海外挑戦から復帰するなど、陣容はやはりJ1レベルといって差し支えない。
ようやく戻ってきた国内最高峰リーグで、桜の集団はどのような戦いを見せるだろうか。