ニースのマリオ・バロテッリ【写真:Getty Images】
フランス・リーグアンのニースで復活の兆しを見せていた元イタリア代表FWマリオ・バロテッリだが、加入1年目のシーズン終了を待たずして再び苦境に陥りつつあるのかもしれない。11日付の伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』など複数メディアが伝えている。
過去2シーズンにリバプールとミランで苦しい時期を過ごすことになったバロテッリは、昨年夏にニースへ完全移籍。これまでのキャリアを通してピッチ外での様々な騒動も引き起こしてきた“悪童“は、新天地で復活の気配を見せ始めていた。
負傷などの影響で欠場する試合も少なくないが、これまでリーグアンで13試合に出場して9ゴールを記録し、チームの上位争いに貢献してきた。だが現地時間8日に行われた前節サンテティエンヌ戦では先発を外され、残り数分からの交代出場にとどまった。
ニースのリュシアン・ファーヴル監督は、バロテッリの守備面のプレーに完全に満足してはいないことを認めている。「それはシーズン最初から言われていたことだ。時間がかかるかもしれない。監督としては、自分の考えに基づいて最高のメンバーを起用することしかできない」と会見で述べた。
12日に行われるレンヌ戦で先発に復帰するかどうかが注目されていたバロテッリだが、11日に発表されたこの試合に向けた招集メンバーの中に名前は含まれなかった。発表によれば発熱によるものだとされている。
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