モナコのキリアン・ムバッペ【写真:Getty Images】
現地時間11日に行われたフランス・リーグアン第25節の試合で、モナコはメスとホームで対戦して5-0の大勝を飾った。18歳のFWキリアン・ムバッペはこの試合で今季2度目のハットトリックを達成している。
強力な攻撃陣を最大の武器として今季好調な戦いを続けてきたモナコは、この試合でもその得点力を発揮。復活を果たしたFWラダメル・ファルカオは2ゴールを記録し、今季の得点数を16ゴールに伸ばしている。
だが、ファルカオを上回る3ゴールを挙げて主役となったのが、U-19フランス代表のムバッペだ。昨年12月に18歳となったばかりの新鋭は、クープ・ドゥ・ラ・リーグ(リーグ杯)のレンヌ戦に続いて今季2度目のハットトリック。英メディア『BBC』などによれば、現ボルドーのFWジェレミー・メネズが2005年に17歳でハットトリックを記録したのに次ぐ、リーグアン歴代2位の若さでの1試合3得点だという。
今季の公式戦24試合で11ゴール5アシストを記録しているその才能には、他国のビッグクラブも注目している。アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は先日、ムバッペの獲得に関心を抱いていることを認め、「彼はティエリ・アンリに似ている。似たような才能を持っていることは事実だ」と称賛していた。
ムバッペと同じモナコでヴェンゲル監督に見出されたアンリ氏は、その後アーセナルで同監督と再会し、クラブのレジェンド的存在となる活躍を見せた。ムバッペも偉大な先輩と同様のキャリアを歩むことになるのだろうか。
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