バルセロナのアレイクス・ビダル【写真:Getty Images】
バルセロナは、負傷により長期離脱を強いられる見通しとなったDFアレイクス・ビダルの代役となる選手の獲得に動くことになるかもしれない。12日付のスペイン紙『ムンド・デポルティーボ』などが伝えている。
ビダルは現地時間11日に行われたリーガエスパニョーラ第22節のアラベス戦で相手選手と激しく接触した際に右足首を脱臼。病院に搬送され手術を受けたが、復帰までには約5ヶ月を要すると予想されており、今シーズン中の復帰は絶望的となった。
欧州の冬の移籍市場は1月末で終了したため、通常であれば今シーズン中に新たな選手を補強することはできず、現有戦力でシーズン末まで戦い抜かなければならない。だがスペインでは、長期離脱を強いられる選手が出た場合には、スペインサッカー連盟(RFEF)の承認を得た上で例外的に選手獲得が可能となる規定がある。バルサがこの規定に基づき新たな右サイドバックの補強に動く可能性もあるとみられている。
獲得が可能なのはリーガ1部または2部のクラブに所属する選手、あるいは現在クラブに所属せずフリーとなっているEU内国籍の選手のみ。獲得した選手は国内のリーガやコパ・デル・レイにのみ出場可能で、チャンピオンズリーグの試合への出場は不可能となる。
バルサは冬の移籍市場でも右SBの補強を検討していることが伝えられ、シャフタール・ドネツクに所属する元クロアチア代表のダリヨ・スルナなどが新戦力候補に挙げられていたが、実現には至らなかった。他国のクラブに所属するスルナはシーズン途中での緊急補強の対象外であり、バルサがこれから獲得することはできない。
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