現役時代のピート・カイザー氏【写真:Getty Images】
オランダ1部のアヤックスは11日、かつて同クラブで活躍した元オランダ代表のピート・カイザー氏が病気のため死去したことを明らかにした。73歳だった。
1943年生まれのカイザー氏は、アヤックス下部組織からトップチームにデビュー。1961年から74年まで現役キャリアの全てをアヤックスで過ごして左ウイングとして活躍し、クラブ歴代4位の490試合出場、歴代5位の189得点を記録した。
同時期にアヤックスでプレーしたヨハン・クライフ氏とは息の合ったパートナーであり、ライバル的存在でもあった。1971年から73年にかけてはともに欧州チャンピオンズカップ3連覇を達成し、アヤックスの黄金時代を築き上げた。昨年3月に死去したクライフ氏が生前に選んでいたことが明らかになった「歴代ベストイレブン」にもカイザー氏は名を連ねていた。
オランダ代表としても1962年から74年にかけて34試合に出場し、11ゴールを記録している。オランダ代表が準優勝を飾った1974年ワールドカップでもメンバー入りしていた。
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