監督はローテーション示唆。香川の先発出場も?
香川真司、ダルムシュタット戦先発なるか【写真:Getty Images】
10日の前日会見でトーマス・トゥヘル監督は、8日のヘルタ・ベルリン戦から、大幅なローテーションを組むことを示唆した。
「明日(ダルムシュタット戦)はヘルタ戦の11人でスタートすることが最も好ましい。だけど残念ながらおそらく不可能だろうね」
90分を終えて延長、PK戦でようやく決着がついたヘルタ戦は、ドルトムントにダメージを残した。シュメルツァー、ギンター、ピシュチェク、ロイス、そしてデンベレのダルムシュタット戦の出場が疑わしい状況だ。
そして14日には、チャンピオンズリーグの決勝ラウンド1回戦、ベンフィカとの1stレグが控えている。ダルムシュタット戦を終えると、中2日でポルトガルのリスボンに遠征しなくてはならない。
ローテーションが組まれることを考えると、3試合ぶりにダルムシュタットで香川真司にチャンスが巡ってくる可能性はある。しかし会見で言及したように、トゥヘルの頭の中で、現時点のベストメンバーは「ヘルタ戦の11人」。ヘルタ戦の交代策を振り返ると、ゲレイロに代わってカストロが呼ばれたため、ダルムシュタット戦で先発とも言い切れない。
もっともヘルタ戦で途中出場したカストロが、その前の試合のライプツィヒ戦ではベンチ外だったように、トゥヘルの起用法は、少し広く捉える必要はある。その意味では、先発の可能性も拭いきれない。
さらにトゥヘルはこう述べている。
「土曜日の先発は、ベンフィカ戦とは全く関係はない」
出場の機会が巡ってきたら、リスボンでベンフィカと戦うために、好パフォーマンスと結果を示したいところだ。
(取材・文:本田千尋【ドルトムント】)
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