R・ロペス、ユン・ソギョンら実力者を補強
期限付き移籍を含め多くの選手がクラブから出て行く中、新加入選手は最小限にとどめた印象だ。
横浜F・マリノスへ完全移籍となった山中亮輔の代わりに韓国代表のユン・ソギョンをデンマークのブレンビーから獲得。2012年ロンドン五輪の銅メダルメンバーで2014年にはブラジルW杯にも出場し、イングランド・プレミアリーグの経験もある。
また、ベガルタ仙台からハモン・ロペスを補強。柔軟なテクニックとシュートセンスを持ち、ディエゴ・オリヴェイラやクリスティアーノらとの強力ユニットが実現すれば、その破壊力はさらに増すことだろう。
さらに右SBの新候補としてレノファ山口から小池龍太も加えた。昨シーズンまでこのポジションは茨田陽生が務めることが多かったが、彼は大宮アルディージャへ完全移籍を果たしている。そのため、プレシーズンのアピール次第では小池が第一候補に躍り出る可能性もある。
レギュラー格は維持しつつも、各ポジションで競争が生まれればより強いチームへと成長していくだろう。
【次ページ】アカデミー出身選手が主力に。クラブの哲学が浸透