レアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長は、今季のコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)決勝をマドリーの本拠地サンティアゴ・ベルナベウで開催することは不可能だと主張した。10日付のスペイン紙『アス』などが伝えている。
今週行われた準決勝2ndレグの結果により、コパ・デル・レイ決勝はバルセロナとアラベスの対戦となることが決定。5月27日に開催される決勝の会場は、例年通りこれから選定されることになる。
今季と同じくバルサが決勝へ進んだ過去2シーズンはいずれも、ベルナベウが決勝会場の候補に挙がりながらもマドリーが難色を示し、結局試合は他のスタジアムで開催されることになった。今回も状況は似通っており、収容人数の多い中立地であるベルナベウは会場候補のひとつだとみられていた。
だがペレス会長によれば、開催に応じるのは不可能とのことだ。「バルセロナとアラベスのコパ決勝は、サンティアゴ・ベルナベウで行うことはできない。工事があるからだ。それ以外の話はなにもない」と同会長は語った。
同じく会場候補に挙げられていたビルバオのサン・マメスも、決勝3日後に予定されるガンズ・アンド・ローゼスのコンサートの準備のため開催不可能と報じられている。他にはアトレティコ・マドリーの本拠地ビセンテ・カルデロンや、バルサのホームであるカンプ・ノウなども開催地候補として名前が挙がっている。
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