スポナビライブが料金改定を発表。DAZNはドコモと提携
昨年から今年にかけて、日本におけるサッカー視聴環境は大きな変化に直面している。これまで当たり前だったテレビ視聴から、スマートフォンやタブレットでの視聴がメインになっていくかもしれない。
しかし、これまで主に「スカパー!」が取得していた各国リーグの放映権は、複数の事業者にばらけてしまった。それにより視聴者の混乱を招いているのは事実だろう。
では、仮にJリーグだけでなく、プレミアリーグやセリエA、ブンデスリーガ、リーガ・エスパニョーラ、チャンピオンズリーグといった欧州サッカーも網羅したい場合、どんな組み合わせが最適なのだろうか。
まず、8日に今後日本国内で熾烈な競争を繰り広げていくであろう2つのサービスに大きな動きがあった。今季からJリーグの放映権を独占的に取得した「DAZN(ダ・ゾーン)」が通信大手NTTドコモとの協業を発表。新サービス「DAZN for docomo」の提供を開始する。
今月15日からサービス開始となる「DAZN for docomo」は通常ならば月額1750円(税抜)で利用できる「DAZN」を、ドコモ契約者には月額980円(税抜)で提供する。もちろんJリーグやブンデスリーガといったサッカー以外のスポーツも定額で見放題となる。
一方、イングランド・プレミアリーグやリーガエスパニョーラの日本国内向け放映権を持つソフトバンクは、「スポナビライブ」の利用料金を来月16日より改定すると発表した。
現在は通常料金が月額3000円(税抜)で、ソフトバンクの加入者は月額500円(税抜)で利用できたが、来月16日からは通常料金が月額1480円(税抜)に値下げされ、ソフトバンクやY!モバイル、Yahoo!プレミアムの加入者は月額980円(税抜)となる。
また「スポナビライブ」は料金改定にともないフルHD対応などの機能拡充も行われる。これまで対応していなかったAmazon Fire TVなどでも順次視聴可能となるため、テレビで利用できる可能性も広がっていく。
なお、すでに月額500円(税抜)で「スポナビライブ」を契約しているソフトバンクユーザーはそのままの価格で利用できる。ただしフルHDで見ることはできないため、より高画質で楽しむには月額980円(税抜)のプランに変更する必要がある。