アーセナルのメスト・エジル【写真:Getty Images】
元ドイツ代表MFのミヒャエル・バラック氏は、アーセナルのドイツ代表MFメスト・エジルに対し、タイトルを獲得したいのならバイエルン・ミュンヘンへ移籍すべきだと勧めている。独紙『ビルト』によるインタビューでのコメントをイングランドなどの複数メディアが伝えた。
アーセナルとの契約が2018年夏までとなっているエジルだが、残り1年半を切って契約の延長は行われていない。かつてチェルシーでもプレーしたバラック氏は、イングランドでエジルが置かれた状況もよく理解しているようだ。
「ロンドンは世界一美しい町のひとつだ。イングランドでトッププレーヤーになれば、周囲の熱狂的なファン層はドイツよりも大きくなる。より敬意を込めた待遇を受けることができる。契約を延長する理由はそこに全てある」とバラック氏は語る。
だが、タイトル獲得を望むのであれば、アーセナル残留はエジルにとって最高の選択肢ではないことも指摘した。「もし彼がメジャータイトルを獲りたいのなら、バイエルンの方がより大きなチャンスがあるだろうね」
アーセナルではFAカップ優勝2回などのタイトルを獲得したエジルだが、プレミアリーグ優勝やチャンピオンズリーグ優勝は達成できていない。今季も前節の首位チェルシーとの直接対決に敗れたことで、アーセナルにとって13年ぶりとなるリーグ制覇は非常に厳しい状況となっている。
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