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テベス一人で相手の年俸総額の数倍? ACL出場を逃した上海申花

text by 編集部 photo by Getty Images

カルロス・テベス
上海申花に加入したカルロス・テベス【写真:Getty Images】

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)予選プレーオフの上海申花(中国)対ブリスベン・ロアー(オーストラリア)戦が8日に行われ、2-0の勝利を収めたブリスベンが本大会進出を果たした。FWカルロス・テベスの補強で大きな注目を集めた上海の敗退は各国メディアで大きく伝えられている。

 上海申花は昨年12月に、アルゼンチンのボカ・ジュニオルスからテベスを獲得。他にも多くのスター選手が欧州や南米から中国行きを決めているが、その中でも屈指の大物外国人選出として話題を生んだ。

 注目の理由は、“世界最高額“の約49億円とも報じられていたテベスの年俸額にもあった。テベス自身は入団会見で報酬額についての報道内容を否定していたが、世界トップクラスであることは間違いなさそうだ。

 一方のブリスベン・ロアーはAリーグのサラリーキャップ制度により、「マーキープレーヤー(サラリーキャップ適用外となる有力選手)」を除く選手たちの年俸合計額は260万豪ドル(約2億2500万円)に制限されている。世界最高額として報じられていたテベスの2週間分の給料をやや上回る程度の金額だ。

 オーストラリア代表MFマット・マッケイとドイツ人MFトーマス・ブロイヒがマーキープレーヤーとなっており、チーム全体の正確な年俸総額は不明だが、テベス一人の年俸額を大きく下回ることは間違いない。その点でも上海申花の敗退は、「世界最高額の選手が悪夢のスタート」などと各国メディアの注目の的となった。

 勝利を収めたブリスベンも、公式ツイッターでテベスに言及しつつ勝利を喜んだ。「カルロスが誰だって? ワールドクラスのパフォーマンスが我々のACL進出を決めた」とコメントを投稿している。本大会へ進んだブリスベンは、Jリーグ王者の鹿島アントラーズなどとともにグループEに入ることが決まった。

【了】

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