マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏【写真:Getty Images】
マイクロソフト創業者である大富豪のビル・ゲイツ氏に、リバプールのクラブ買収の話が持ちかけられたことが過去にあったと明らかにされた。英紙『リバプール・エコー』などが8日に伝えている。
リバプールの前共同オーナーであるトム・ヒックス氏とジョージ・ジレット氏は、2010年にクラブを手放すことを決めた際にバークレイズ証券に買い手を探すよう依頼。候補の一人として、ゲイツ氏にも話が持ちかけられたとのことだ。
ゲイツ氏への“オファー“の事実は、現在ジレット氏らが行っている裁判の法廷文書を通して明らかになった。当時のリバプール会長であるマーティン・ブロートン氏が法廷で認めたことが文書に記されている。
800億ドル(約8兆9700億円)以上の総資産を持つというゲイツ氏は、このオファーに対して返答しなかったという。また、先日のスーパーボウルで優勝を飾ったニューイングランド・ペイトリオッツのオーナーであるロバート・クラフト氏にもリバプール買収の話が持ちかけられたと明かされている。
その後、リバプールは現オーナーである米スポーツ投資会社フェンウェイ・スポーツ・グループへの売却が決定。売却額は3億ポンド(約421億円)前後であったとされている。
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