フィッカデンティ監督のもと守備戦術が浸透
バイエルンやヴォルクスブルクをブンデス王者に導いたフェリックス・マガトの招聘には失敗したものの、FC東京に堅守速攻の哲学を植え付けたマッシモ・フィッカデンティを監督として迎えた昨季のオフ。
走り切る、まずは守備から入るという鳥栖のスタイルにフィッカデンティ監督のやり方は一致しているように見えたが、昨季のファーストステージでは苦戦を強いられた。守備はある程度機能した一方で深刻な得点力不足に陥った。
それでもフィッカデンティ監督の下、Jリーグではなかなか見ることができない4-3-1-2のシステムや細かい守備戦術を選手たちが消化していくと成績も徐々に向上。セカンドステージでは川崎フロンターレや鹿島アントラーズをホームで下し、継続の2017年に向けて大きな期待が膨らむシーズンとなった。