マルティン・カセレスがサウサンプトン加入へ【写真:Getty Images】
昨年夏にユベントスを退団してから無所属の状態が続いていた元ウルグアイ代表DFマルティン・カセレスは、吉田麻也の所属するサウサンプトン加入が決定的になった。英紙『ガーディアン』などが報じた。
近年は負傷続きで満足にプレーできていないカセレスだが、先日ミランと加入に向けて交渉していることが伝えられていた。しかし、給与面などで合意に至らず契約寸前で交渉は破談に終わり、無所属のままになっている。
サウサンプトンはジョゼ・フォンテが冬にウェストハムへ移籍し、フィルジル・ファン・ダイクも負傷で離脱と、前半戦でチームの守備を支えた2人を失った。
現在は吉田とジャック・スティーブンスが奮闘しているものの、先月末にFAカップでアーセナルに5失点で大敗を喫した。そこからプレミアリーグでもスウォンジーとウェストハムに敗れ、公式戦3連敗と結果が出ていない。
控えも2014年夏の加入以降、長らく負傷に悩まされ続けていたフロリン・ガルドシュのみで、コンディションが万全でないルーマニア代表DFに守備再建の大役を任せるのは難しい。そこで所属クラブのないカセレス獲得に動き出した。
すでにイングランドでメディカルチェックを受けたとの報道もあり、イギリスの労働許可証を取得できしだい正式にサウサンプトン加入が発表になると見られている。
コンディション面への懸念こそ残るが、これまでビジャレアルやバルセロナ、セビージャ、ユベントスと強豪クラブで経験を積んできたカセレスが加入すれば、サウサンプトンにとっては大きな補強となる。そして吉田の新たな相棒となり、チームの救世主になるかもしれない。
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