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怒り爆発のミランのエースにサポーターも憤慨「10人で試合をするようなもの」

text by 編集部 photo by Getty Images

カルロス・バッカ
ミランのエースのカルロス・バッカ【写真:Getty Images】

 現地時間5日に行われたセリエA第23節のサンプドリア戦で、交代時に苛立ちを隠せず、ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督に不満をぶつけたコロンビア代表FWカルロス・バッカに対してサポーターも怒りを爆発させているようだ。5日付の伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。

 この試合でサンプドリアに先制を許した直後の72分に交代を命じられたバッカ。その際に、同選手はモンテッラ監督に「なんでいつもオレなんだ!」と苛立ちをぶつけたことが現地メディアで報じられている。

 しかし、交代させられた理由はデータにはっきりと現れているようだ。PKを除き、ここ14試合の公式戦で2得点しか決めていないバッカがこの試合で放った枠内シュート数は0回。また、伊メディア『スカイ・スポルト』によると、バッカは相手に8回ボールを奪われ、パス成功率は65%、そしてデュエル(球際での強さ)の勝率は40%だとされている。

 このような事実から、交代時にぶつけた苛立ちに対してだけではなく、パフォーマンスに対してもSNS上ではバッカへの批判が殺到。「これまで10人で試合をしすぎた。目を覚ませ」「(ジャンルカ・)ラパドゥーラに先発で起用させるべきだ」「子どものような反発ではなく、ゴールで応えてくれ」などといったコメントがサポーターから投稿されている。

 この試合にも敗れたことにより、モンテッラ監督体制となってから初となるリーグ戦3連敗を喫したミラン。また、負傷者も相次いでいることから早く負の連鎖を断ち切りたいところだ。

【了】

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