バルセロナに所属するブラジル代表FWネイマールは、2月5日に25歳の誕生日を迎えた。同日付のスペイン紙『マルカ』は、バルサの同僚FWリオネル・メッシやレアル・マドリーのFWクリスティアーノ・ロナウドが同じ年齢だった時点での実績をネイマールのものと比較している。

　ネイマールと同じく2月5日生まれのC・ロナウドは、今年で32歳となった。メッシは今季終了後の6月に30歳となる。現在のサッカー界を代表するスター選手である2人の実績が現時点でネイマールを上回っているのは明らかだと言えるが、同じ年齢の頃と比較するとどうだろうか。

　これまで所属したクラブであるサントスとバルサ、およびブラジル代表を合計して、ネイマールは通算468試合に出場し280ゴールを記録している。メッシが25歳の誕生日を迎えた時点では279ゴールでネイマールより1点少ないが、試合数も405試合と大幅に少ない。得点率ではネイマールを上回っていたことになる。一方、キャリア初期にはそれほど得点の多い選手ではなかったC・ロナウドは410試合に出場して162得点と、バルサの2人より100ゴール以上も少なかった。

　所属チームのタイトルとしては、ネイマールはこれまでにチャンピオンズリーグ（CL）優勝1回、リーガエスパニョーラ優勝2回、コパ・リベルタドーレス優勝1回などを獲得。メッシは25歳時点ですでにCLで3回、リーガで5回の優勝を経験していた。C・ロナウドはマンチェスター・ユナイテッドでCL優勝1回、プレミアリーグ優勝3回などを成し遂げていた。

　個人賞に関しては、メッシは22歳の年から4年連続でバロンドール（FIFAバロンドール）を受賞。C・ロナウドも23歳でFIFAバロンドールを初受賞したが、両者の厚い壁に阻まれるネイマールはまだ受賞を経験していない。

　一方ブラジル代表では、ネイマールは25歳にしてすでに歴代4位の50ゴールを記録。歴代2位のロナウド氏（通算62点）、3位のロマーリオ氏（通算55点）の同年齢時の得点数を大きく上回っている。だがブラジル『UOL』によれば、歴代1位のペレ氏（通算77点）は25歳の誕生日の時点でネイマールより1点多い51ゴールを記録していたとのことだ。ペレ氏は17歳と21歳でワールドカップ優勝も成し遂げているが、ネイマールは現時点で未経験だ。

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