城福前監督を解任し篠田監督が昇格。良い形で新シーズンへ
2010年以来の就任となった城福浩監督を迎え、悲願のリーグ制覇を目指した2016年のFC東京。しかし、前任者マッシモ・フィッカデンティ監督が目指した堅守速攻のスタイルからの転換は容易ではなく、チームは低迷。
交代カードを切った直後に失点するなどチームの構築、試合中の判断、すべてが上手くいかず、チームが上昇することはなかった。攻撃陣は各駅停車でしかボールが回らず、城福監督が掲げた「アクション・フットボール」は完成を見ることなく7月に解任された。
コーチから昇格し、そのあとを引き継いだ篠田善之監督は攻守の切り替え、球際の厳しさといったチームが戦うための根本を見直し、成績も向上。攻守に安定感が戻り、篠田監督就任後はリーグ戦12試合を8勝2分2敗で乗り切った。2017年に向けていい形でシーズンを終えることができた。
2017シーズン 選手の補強一覧
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