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原口、自らのゴールで連敗脱出も冷静「59秒でも90分でも同じ。僕は幸せ」

text by 編集部 photo by Getty Images

原口元気
原口元気【写真:Getty Images】

 ブンデスリーガ第19節が現地時間4日に行われ、ヘルタ・ベルリンはインゴルシュタットに1-0で勝利を収めた。原口元気は試合後にヘルタ公式YouTubeでインタビューに応じている。

 原口は試合開始直後に今季初ゴールを挙げた。GKからのロングボールをヴェダド・イビシェビッチが頭で逸らし、サロモン・カルーが左サイドに抜け出してボールを運ぶ。最後はカルーの折り返しを原口がゴールに流し込んだ。

 昨年3月以来リーグ戦でゴールから遠ざかっていた日本代表MFの一発は、年明けから2連敗していたヘルタ・ベルリンを救った。「チームとして先制点が欲しかったので、非常に重要なゴールを決められて嬉しかった」と原口は語る。

 結局開始61秒で奪った1点を守りきってインゴルシュタットを下したヘルタは、昨年末の第16節ダルムシュタット戦以来3試合ぶりの勝利を飾った。原口は「(2017年は)2連敗してスタートしましたけど、ホームで勝つことができて、『もう一度後半戦頑張っていくぞ!』というのをファンに、チームに関わる全ての皆で、そういう気持ちを見せられたかなと思います」と述べた。その表情からは充実感がうかがえた。

 また、独『ベルリナー・クーリエ』には常にフォア・ザ・チームで戦う原口らしい力強いコメントが引用されていた。

「59秒(※)だろうが、90分だろうが、それは問題ではないんです。重要なのはゴールでチームを助けられたということ。僕はそれで幸せです」
(※原口のゴールは公式記録で61秒となったが、テレビ中継などは59秒と表示されていた)

 原口のブンデスリーガでのゴールは昨年3月のインゴルシュタット戦以来、そして今季のブンデスリーガ公式のマン・オブ・ザ・マッチ選出は第2節のインゴルシュタット戦以来2度目となった。

 年明けからは先発から外れることもあったが、原口は“お得意様”になりつつあるインゴルシュタット相手にゴールを奪って自信を取り戻し、後半戦の巻き返しを図る。

【了】

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