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【チェルシー 3-1 アーセナル　プレミアリーグ 第24節】

　イングランド・プレミアリーグ第24節が現地時間の4日に行なわれ、チェルシーとアーセナルがロンドンダービーを戦った。

　2位トッテナムと3位アーセナルに9ポイントの差をつけ独走態勢に入っているチェルシーにとっては、優勝に向けてさらに一歩前進する大きなチャンス。一方のアーセナルとしては、逆転の望みを繋ぐためアウェイとはいえ絶対に勝ち点3の欲しい試合だった。

　先手を取ったのはホームのチェルシー。13分、右サイドを抜け出したペドロのクロスにD・コスタが頭で合わせると、強烈なボールがクロスバーを叩く。ゴール前に浮き上がったボールにマルコス・アロンソがいち早く反応し、ヘディングで押し込んで先制点を奪った。

　1点を失ったアーセナルにとってはさらに厳しいことに、ゴールの場面でM・アロンソと競り合ったベジェリンが負傷。頭を強く打ってプレー続行不可能となり、ガブリエウとの交代を余儀なくされた。

　チェルシーはその後も優勢を維持し、D・コスタやペドロのシュートで追加点をうかがう。アーセナルも前半の終盤にかけて押し返したが、ガブリエウのヘッドがGKクルトゥワの好セーブに阻まれたのに続き、アディショナルタイムのエジルのシュートもセーブされる。前半はそのままチェルシーの1点リードで折り返した。

　後半は反撃に転じたかったアーセナルだが、嫌な位置でのロストを繰り返して流れを掴めずにいると、53分にはアザールの圧巻のプレーでチェルシーがさらに突き放してしまう。ピッチ中央付近でボールを持ったアザールは、味方の援護を得ることなくそのままゴールに向けて独走。追いすがるアーセナル守備陣を次々と振り切り、今季10点目のゴールをネットに収めた。

　そのまま2点のリードを守ったチェルシーは、85分に勝利を決定付ける3点目を奪う。エリア内でバックパスを受けた名手チェフがまさかのキックミスを犯し、交代で入ったばかりのセスクにボールを渡してしまう。セスクは浮き球でチェフの頭上を抜き、古巣相手にゴールを奪ってスコアを3-0とした。

　後半アディショナルタイムにはモンレアルのクロスに合わせたジルーのヘディングでアーセナルが1点を返したが、もはや勝敗に影響はなし。チェルシーが勝ち点3を加える結果となった。12ポイントの差をつけられたアーセナルは、逆転優勝を狙うには非常に厳しい状況に追い込まれている。

【得点者】
13分 1-0 M・アロンソ（チェルシー）
53分 2-0 アザール（チェルシー）
85分 3-0 セスク（チェルシー）
91分 3-1 ジルー（アーセナル）

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【了】