前節は出番なし。香川に出場のチャンスは?
ハードワークとプレッシングを下敷きに縦のコンビネーションを練り上げた、猪突猛進型のサッカー。ポゼッションを高めて決定機を作り出そうとするドルトムントのサッカーとは、まるで正反対の性格だ。4日のジグナル・イドゥナ・パルクでは、“異教徒”同士が激突する。
ドルトムントとしては相手の勢いに慌てず、セカンドボールを確実に自分たちのモノにしていくことが重要になるはずだ。また前半戦最後の試合で、バイエルンが地力の差を見せつけた戦い方も参考になるかもしれない。王者はシャビ・アロンソを中継した正確なサイドチェンジで、猛牛の群れのようなプレスをいなし、サイドアタックで一挙にゴールを奪った。
RBライプツィヒ戦で、香川真司に出番は訪れるだろうか。前節マインツ戦では、90分間を通して香川に出場機会は訪れなかった。左右のインサイドハーフで先発したのは、ラファエウ・ゲレイロとゴンサロ・カストロ。そして66分にマリオ・ゲッツェが呼ばれ、ゲレイロと途中交代した。この一連の流れを端的に捉えてしまえば、序列が4番手に下がったということになる。
しかし90分間に渡ってフル出場した1月21日のブレーメン戦の試合後、香川は自身の右足首の状態について「しっかり治すんだったら、まだ時間がかかると思います」と語っていた。
「もちろんたまに痛みを感じる時はありますし、まだ100パーセントというわけじゃないので。でもプレーできる状況ではあると思っているので、そこはしっかりと足の状態も含めて、日々それを見て状況を判断しています」