ストーク・シティに加入したサイード・ベラヒノ【写真:Getty Images】
ストーク・シティのマーク・ヒューズ監督は、ウェスト・ブロムウィッチから獲得したFWサイード・ベラヒノがドーピング違反により8週間の出場停止処分を受けていたことを認めた。3日付の英メディア『BBC』が伝えている。
ベラヒノは1月の移籍市場でウェスト・ブロムからストークへ移籍することが決定。移籍前には約3ヶ月にわたり試合に出場しておらず、コンディションの問題によるものだとみられていたが、イングランドサッカー協会(FA)により”秘密裏”に出場停止処分を受けていた模様だと英メディアに報じられた。
報道によれば、ベラヒノからは昨年9月に娯楽用ドラッグの陽性反応が検出されたという。世界アンチ・ドーピング機関(WADA)による禁止薬物ではないがFAでは摂取を禁じているものであり、出場停止処分の対象になったとのことだ。FAは処分を公表していなかった。
ヒューズ監督は、ベラヒノがウェスト・ブロムで8週間の出場停止処分を受けていたことを認め、それを把握した上で獲得したことも報道の通りだと語った。「契約する前にそのことは分かっていた。全ての選手と同じく、彼のことも獲得前に調査したからだ。それが我々の考えを変えることは全くなかった」
ウェスト・ブロムのトニー・ピュリス監督もベラヒノが処分を受けていたことを認めつつ、「出場していなかったのは十分にフィットしていなかったため」とも主張。処分理由への言及は避け、「2シーズン前にプレミアリーグに残留できた大きな理由のひとつは彼だった」とチームを去ったストライカーの活躍に感謝の言葉を述べている。
【了】