引退を表明したフランク・ランパード【写真:Getty Images】
元イングランド代表MFフランク・ランパードは、中国から届いていた巨額のオファーを断って現役引退を選んだようだ。3日付の英紙『デイリー・スター』が伝えている。
チェルシーやマンチェスター・シティで活躍し、2015年からメジャーリーグサッカー(MLS)のニューヨーク・シティFCに在籍していたランパード。昨年末で同クラブを退団したあと、プレー続行に向けて新たな移籍先も探していた模様だが、現地時間の2日にスパイクを脱ぐことを表明した。
インスタグラムで引退を発表する中で、「国内外でプレーを続けるための数々のオファーを受け取った」と述べているランパードだが、その中には中国からのオファーもあったようだ。シティ在籍時の指揮官だったマヌエル・ペジェグリーニ監督の率いる河北華夏が獲得を望んでいたと伝えられている。
中国の2017シーズン終了までの8ヶ月間プレーを続けるため、38歳のランパードに対し週給45万ポンド(約6400万円)という巨額の報酬が提示されていたとのことだ。だがランパードは家族のためにもイングランドで過ごすことを望み、このオファーを断ったという。
スウォンジー・シティのポール・クレメント監督も、ランパードの獲得を試みていたことを明かしている。他にもウェスト・ブロムウィッチやイングランド2部のブライトンなどがオファーを断られた模様だ。ランパードは今後指導者の道を歩み始めたいという意志を明らかにしている。
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