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現役引退のランパードへ捧ぐトリビュート。チェルシーの伝説を紐解く5つのエピソード【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

古巣チェルシーから奪ったドラマチックなゴール

ランパード
マンチェスター・シティに移籍したランパードは古巣からドラマチックなゴールを奪った【写真:Getty Images】

 2014年9月21日。ランパードは、エティハド・スタジアムのピッチに立っていた。しかし、チェルシーの選手としてではない。マンチェスター・シティの一員として、スカイブルーのユニフォームを着て、だ。

 チェルシーでの13シーズンを終えたランパードは、MLSのニューヨーク・シティへと移籍。そのままアメリカでプレーするはずだった。しかし、同じシティ・フットボール・グループ傘下のマンチェスター・シティに期限付き移籍という形でプレミアリーグに戻ってきた。

 そして、第5節で迎えたチェルシー戦。ベンチスタートのランパードは78分、0-1のビハインドの状況でピッチに立つと、その7分後にドラマが起きる。盟友ジョン・テリーの目の前でボレーシュートを叩き込み、同点ゴールを奪った。

 ランパードは古巣に敬意を表してゴールセレブレーションを行わなかったが、チェルシーサポーターにとってはエモーショナルなシーンだったに違いない。

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