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元JFA会長の岡野俊一郎氏が85歳で死去。日本サッカーの発展に多大な貢献

text by 編集部 photo by フットボールチャンネル編集部

岡野俊一郎
元JFA会長の岡野俊一郎氏が死去【写真:フットボールチャンネル編集部】

 日本サッカー協会(JFA)は3日、元同協会会長の岡野俊一郎氏が死去したことを発表した。85歳だった。発表によれば、岡野氏は2日夜に肺がんのため都内の病院で死去したとのことだ。

 岡野氏は選手として東京大学サッカー部などでプレーし、1955年には日本代表にも選出。指導者としては1962年から日本代表コーチを務め、68年メキシコ五輪での銅メダル獲得などに貢献したあと、70年から71年にかけては日本代表監督も務めた。

 74年にはJFA理事、87年には同副会長に就任し、低迷期にあった日本サッカー界の発展に多大な貢献を果たしてきた。プロ化以降はワールドカップ組織委員会委員長として2002年日韓大会の招致を実現し、98年からはJFA会長を務めて大会を成功に導いている。その後はJFA名誉会長、最高顧問、相談役を歴任した。

 日本オリンピック委員会(JOC)評議員・理事や国際オリンピック委員会(IOC)委員を長年務めたほか、東京五輪招致委員会の評議員も務めており、サッカーのみならずスポーツ界全体の発展に大きく尽力。2004年には旭日中綬章を受賞し、2012年には日本のスポーツ界で8人目となる文化功労者に選ばれている。

【了】

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