スペインでは門前払いだったが…国内最高額の移籍金を記録した中国代表FW
中国人としては初めてリーガエスパニョーラでプレーしたジャン・チェンドン【写真:Getty Images】
■8位:ジャン・チェンドン(北京国安→河北華夏)
移籍金:2044万ユーロ(約25億1400万円)
「彼の獲得は私の要求じゃない。スポンサーの要望を押し付けられたんだ。私がクラブに来て以降、最悪の決定だ!」
ラージョ・バジェカーノのパコ・ヘメス監督(当時)は、リーガエスパニョーラ史上初の中国人選手となったジャン・チェンドンの獲得に怒りを露わにした。ラージョはユニフォームの胸スポンサーとして中国企業と契約を締結しており、パコ・ヘメス監督は自らの哲学に背く選手をクラブの都合で獲得したと主張したのだ。
当然レギュラーポジションを掴むことも出来ず(それでも公式戦4試合に出場している)、北京国安への期限付き移籍という形で母国に返却された。
ドイツやポルトガルでもプレーした中国代表FWは今冬に河北華夏へと移籍したのだが、その額は中国人選手としては国内最高額となる25億円超。スペインでは“門前払い”の烙印を押されるも、中国国内の評価はいまだ高いようだ。